これまでのしごと紹介(北地)

自然の理にも、自然の美にも、心を惹かれてきました。
身近な生きものに触れることを原点に、観察という自分自身の体験を通して、
科学研究、芸術作品、環境問題等に向き合いたい。
故きをたずね、自然に学びながら、新しい視点や表現を考えたいと思っています。

JT生命誌研究館にて

「研究を表現する展」

造形作家の参加を募って、生命科学をテーマにした作品展示を行うとともに、日本における動植物の絵画表現(主に江戸時代の写生や図譜)を、研究表現の源流に位置付けて紹介しました。(2000.10.3〜28、JT生命誌研究館・大阪府高槻市)

「ART in BIOHISTORY」季刊『生命誌』連載

絵画作品と研究図版から、時間の表し方や動きの捉え方など、描き伝える工夫に注目。表現と理解(絵が表し得ることと、絵から連想すること)の可能性や重要性に注目してきました。科学をどのように表現するかを考えるとともに、様々な表現や習慣の中に科学の視点を探ることも、Science Communication & Productionと考えています。(季刊『生命誌』42〜48号、2004〜2006)

美術館にて

Science Communication & Productionにおいては、生きものや研究者の魅力を含む科学研究の成果を、できるだけ損なわずに伝えようと意識しました。同様に、Art Communication & Productionとも言うべき、美術館における展示や解説においては、作者の意図と鑑賞者の感覚の間にできるだけ割り込まず、両者の心が自ずと繋がることを理想と考え、そのために何ができるか模索しています。

この記事を書いた人

Kitaji Naoko