LINEスタンプの解説です。
ディレクション:クドウミツコ イラスト:江木しおり 監修:中村咲蓮
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中間宿主であるヒトでは、感染後5~10年という長い潜伏期を経て、成長した虫に障害された肝臓の機能不全により患者は死亡する。また、肺や脳への迷入によっても重篤な症状が起こり得る。
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成虫は肺に親指の頭ほどの大きさの結節(しこり)をつくって、その内部に寄生する。患者は咳や血痰などの症状を示す。脳に迷入した場合、脳腫瘍に似た症状を示し致命的なことがある。
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主な症状は肛門周辺が痒くなることである。ヒトの腸管に寄生し、メスは寝付くと肛門から出て、周囲に卵を産み付ける。この時に痒みを感じて掻くことで、卵が爪や手の先に付着して周囲の人に感染が拡がると考えられている。
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ヒトや動物の皮膚を刺して吸血する。刺咬によって痒みや皮膚炎が生じる。黒死病として恐れられたペストを媒介した。また、縮小条虫や瓜実条虫の中間宿主でもある。
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幼虫が皮膚から侵入するときに点状の皮膚炎が起こる。その後、小腸に移行した成虫は歯のような咬器で粘膜に噛みつき吸血する。これにより患者は貧血状態となる。
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ヒトに寄生するシラミはヒトにしか寄生しない。アタマジラミは現代でも子供たちの間で集団発生することがある。皮膚から吸血し、痒みを生じる。
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虫卵が小腸で孵化すると、肝臓、心臓を通って肺に到達する。このとき喘息や肺炎に似た症状を患者は示す。虫はその後腸へと戻るが、多すぎると虫同士が絡まって腸に詰まることも。
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最も病害の知られるクリプトスポリジウムパルバムは特にヒトと牛に下痢を起こす。これは原虫により小腸組織が壊されるためであり、子牛やAIDS等の免疫不全患者では衰弱死することもある。
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ヒト、ニワトリの他に家畜、ペットなどを吸血する。夜間吸血性。日本脳炎、犬糸状虫症、馬伝染性貧血およびバンクロフト糸状虫症などを媒介する。
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やぶや墓地などに多く、昼間にヒトを好んで吸血する。デング熱やジカウイルス感染症、日本脳炎、および犬糸状虫症などを媒介する。
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ウシなどを好んで吸血するが、ヒトも吸血する。夜間吸血性。三日熱マラリア原虫、日本脳炎ウイルス、指状糸状虫を媒介する。
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針状の口吻で皮膚を刺して吸血する。ヒトにアフリカ睡眠病を起こすガンビアトリパノソーマおよびロデシアトリパノソーマ、家畜寄生性のブルーストリパノソーマを媒介する。
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直接的な病害は吸血である。しかし最も重大なのは病原体の媒介であり、様々なウイルス病、リケッチア病、細菌病、および原虫病を人や動物の間で媒介する。
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内臓リーシュマニア症の原因寄生虫であるドノバンリーシュマニア、およびアメリカ粘膜皮膚リーシュマニア症の原因寄生虫であるブラジルリーシュマニアを媒介する。
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腸の粘膜をこわして血の混じった苺ゼリーのような下痢を起こす。また、血管を通して肝臓に転移し、肝膿瘍になると患者は衰弱死することも。
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鯖・カツオなどの生魚を食べた数時間後に劇的な腹痛が起こる。薬がないので内視鏡や手術で摘出しなくてはならない。近年はアレルギー性のアナフィラキシーショックではないかとも考えられている。