2023年8月4日~6日に京都のみやこメッセで開催された、こども科学博2023「生命のキセキ」にSiCPとしてひっそり体験ブースを出展しました。「はじめてのDNA教室」と題してレゴのDNA模型を一緒に作りながらDNAの形やその働きを見て触って学んでいくという内容です。小学生から大人まで楽しめる内容となっており、猛暑のなか多くの方々に参加していただきました。
DNAの模型と言えば、理科室にあった大きな分子構造模型を思い浮かべるのではないでしょうか?
もしその模型に触ろうとすれば先生に怒られるか、あるいは壊してしまうか、ともあれ気軽に扱えるものではありません。
しかし、DNAはその造形だけでなく、二本鎖に別れたり、複製したりといった動きにも驚きや美しさがあります。これらを学ぶために気軽に触れる模型があれば…そんな想いを抱いていた工藤先生とレゴ好きの私とが出会い、このレゴDNAを考案しました。(もう10年以上前の話です…)
話はそれますが、当時このレゴDNAが新聞に掲載されたのですが、これを私は黒歴史だ!と言い放ち、工藤先生を悲しませていたようです。作成者として名前が残ることが、ではなく写真が苦手で顔が掲載されたことが嫌だっただけなのですが、、、そして私はそんな誤解が起きていたことをこのイベントきっかけで知り、慌てて弁明する一幕がありました。
閑話休題、参加者の方がレゴDNAを自分で作り、手にとって学んでいくこのイベントはまさに長年の想いを実現する機会となりました。
また今回は灘中高生(生物部、レゴ部)や東大、京大の学生もスタッフとして参加してもらいました。小学生、中学生、高校生、大学生、大人という幅広い年代の人が一堂に会して同じことを共有するという不思議な空間になりました。「モノ」にはこういった多くの人を結ぶ力があるのかなと思ったり思わなかったり、、、
少なくともスタッフ一同楽しみながらイベントを進めることができました。
参加していただいた方々も、よくわからないけど楽しかった!とか組み立てるのがとても難しかった…など、今回の体験が少しでも心の隅に思い出として残り、いずれそれが学問の入り口へと結ばれれば幸いです。
さてさて最後に宣伝ですが、こちらのレゴDNAは無料(送料のみご負担)で貸し出しも行っております。
ご要望の際はお問合せフォームよりご連絡くださいませ。